本コラムの目次
- 1 ECシステムによるSEO対策の違いを知る
- 2 ネットショップのSEO対策で大切なこと
- 3 SEOの種類を知る
- 4 画像でできるSEO対策
- 4-1 オリジナルの画像を使用する
- 4-2 画像の内容がわかる名称にする
- 4-3 altテキストを設定する
- 5 まとめ
ネットショップ運営の壁の一つ、SEOについて解説していきます。
よく聞く「SEO対策」とは、検索エンジンの検索結果に上位表示されるために様々な対策を行うことです。SEOは専門的な知識が必要で、実はやることがたくさんあります。
SEOの専門家への依頼はかなり高額になりますし、対策をしてから成果が出るまでは時間がかかります。しかも、SEO対策をしたからといって、必ずしも上位表示されるわけではありません。
そのため、小さな会社のECサイトは、
「やったほうがいいとは思うけど、よくわからない…」
と、手付かずになっていることが多いです。
なので、まずは自分でできる範囲のSEO対策はしていきましょう。
ECシステムによるSEO対策の違いを知る

まず、ECシステムによって、自分でできるSEO対策の幅が変わります。
- Shopify:無限にSEO対策ができます。
- BASE:自分でできるSEO対策は少ないです。
- STORES:自分でできるSEO対策は、超少ないです。
このような違いがあります。
※ECモールの話は省きます。
ネットショップのSEO対策で大切なこと
SEO対策では、「キーワード」を決めるのがとても大切です。Googleで何かを調べるとき、かならず検索エンジンに「キーワード」を入れて検索をしますよね。どんなキーワードを検索した人にネットショップを訪れてほしいか?を考えてみましょう。
「私たちの顧客は、どんなキーワードを検索をするか」
「このキーワードを検索した人は、どんな情報を知りたいのか?」
つまり、検索エンジンに入れるキーワードが「問い」で、検索結果に表示されるページ内に「答え」がある。だから、ユーザーの知りたい情報が掲載されているページが、上位に表示されるしくみになっています。
SEOの種類を知る
SEO対策の種類は、大きく分けて2つの種類があります。
- 内部対策
- 外部対策
内部対策は、サイト内にコンテンツを増やしたり、構造を整理する対策です。
外部対策は、外部からECサイトへのリンクを増やす対外的な対策です。
一般的には内部対策の方を重視することが多いです。
内部対策では、
- テクニカルSEO
- コンテンツSEO
があります。
テクニカルSEOは、検索エンジンに向けて行う対策です。
クローラーが巡回&認識できるように、マイナス要素を減らしていきます。
コンテンツSEOは、ユーザーと検索エンジンに向けて行う対策です。
ユーザーが求めている、質の高いコンテンツを作成していくのが主な方法です。
すべてを自分ひとりで行うのは難しいですが、まず、マイナス要素がある場合はそれを取り除き、そのあとは、ユーザーに「これが知りたいかった!」と思ってもらえるようなコンテンツを増やしていきましょう。
画像でできるSEO対策

画像のSEOについても解説していきます。
今の検索エンジンは、画像もしっかり認識します。
みなさんも、一度はGoogleで画像検索をしたことがあるのではないでしょうか。画像のSEO対策をすると、ネットショップへ画像検索から訪問してくれるケースも増えていきます。ネットショップは画像の登録数が多いので、画像1枚1枚に対してもSEO対策を行っておくと良いでしょう。
画像のSEO対策のポイントは3つ。
オリジナルの画像を使用する
自分で撮影などをして用意した、オリジナルの画像であることが重要です。フリー画像でSEO対策をしても意味がないので、オリジナルの画像を準備しましょう。
画像の内容がわかる名称にする
画像名を登録できる場合は、画像名の付け方にこだわってください。
「img_001.jpg」
「日付や品番_.jpg」
のような設定をしている方も多いと思いますが、どんな画像なのか、画像名からも理解できるのがベストです。黒のTシャツであれば、「tshirt_black_front.jpg」のような画像名です。
altテキストを設定する
altテキストとは、代替えテキストとも呼ばれ、なんらかの理由で画像が表示されないとき、代わりに表示される文字のことです。
altはネットショップごとに設定できる内容が異なります。
STORESやBASEでは設定できませんが、Shopifyなどのカートシステムでは設定することができます。画像を登録する際に、altテキスト(代替テキスト)を入力する項目があるので、そちらに入力してください。商品ページやブログを作成の一環として、一緒に設定をするようにしましょう。
まとめ

ショップオーナーさんの中には、SEOという言葉を聞くだけで、「難しそう…」「私には無理かも」と感じる方も多いかもしれません。しかし、自分のネットショップを多くの人に知ってもらうために、SEOを少しでも理解し、実践してみることは、とても大切な一歩です。
最初は複雑に見えても、実は基本を押さえれば少しずつできることが増えてきます。
商品説明にしっかりとしたキーワードを入れること、画像に適切な名前をつけることだけでも、検索結果に良い影響を与えます。こうした小さな工夫を積み重ねていくことで、少しずつ、あなたのお店が目に留まる機会が増えていきます。
「SEOは専門家じゃないと無理」と思ってしまうのはもったいない!
まずは「やってみる」姿勢が、売上アップへの道を切り開きます。
あなたのお店の価値をより多くの人に届けるために、一歩踏み出してみませんか?
「【初心者向け】自分でできるネットショップのSEO」へのコメント
コメントはありません