Contents
オンラインショップを運営しているオーナーのみなさん。売上やアクセスを伸ばす方法を日々考えているかと思います。
時代はTikTokやショート動画だ!YouTubeだ!いや、ブログもやった方がいいんじゃない?と、SNSの間を右往左往しているのではないでしょうか。
私がいつもしつこくお伝えしているのが、SNSを始める前に必要なのは、「ターゲット設定(ターゲティング)」だということ。ターゲット設定は曖昧なままSNSを開始しても、なかなか反応を得られません。
今回は、SNSを始める前に明確にする「ターゲット設定(ターゲティング)」についてお伝えしていきます。
むむ…もしかして難しいマーケティングの話!?と、拒否反応が出そうになったあなた、安心してください。
最後にちゃんと、誰でもすぐに実践できる方法を記載しています!
ターゲット設定とは?
ターゲット設定とはご想像の通り、あなたのお店のお客様像のことです。
ターゲティングとも呼ばれ、あなたのお店のファンの性別、年代、職業、家族構成、どんなライフスタイルを送っているのか?どんな悩みを持っていて、何に幸せを感じているのか?を絞り込むことです。
実店舗であれば、いつもお客様と接しているので、顧客像といえばこんな人!と思い浮かぶと思います。
ですがオンラインショップだけの場合、顧客様との接点はメールやLINEなど文字情報のみが基本です。どんな人でどんなライフスタイルなのか?は謎に包まれています。
オンラインショップだけの店舗さん、実店舗もある店舗さんも方法は同じです。次にターゲット設定の細かなコツをお伝えします。
「ペルソナ」を作る
性別や家族構成など大まかなくくりを整理してから、ひとりの人物像に落とし込んでいきます。これが「ペルソナ」と言われるもので、あなたのお店をもっと利用してくれる顧客様像です。マーケティングやECに関する書籍には必ずこの言葉が出てきます。
難しく考えずに、あなたのお店のお客さまを思いうかべて以下を整理しましょう。
ただ言葉で言われても難しいと思うので、こちらの【ファン発見シート】を埋めてみてください。
ペルソナ設定のコツ
個人を特定できるくらい、たったひとりの人物像にまで絞り込むことが重要です。
この絞り込みをなんとなく行ってしまうと、これから行うSNS発信もぼやけてしまい毎日頑張って発信しているのに誰にも刺さらない…という悲劇が起こります。
あなたのお店の顧客様をモデルにするのがいいでしょう。
いつもお買い上げしてくれる方は、どんな方ですか?数名の顔や名前が浮かぶはずです。その方々の属性を整理してみましょう。
注意点
ペルソナを設定する際に注意してほしいのは、「理想のお客様像を作らない」ということです。
自分のお店で頻繁にお買い物をしてくれる方はどんな人なのか?を考えずに、こういう人にお客様になって欲しいな〜書いてしまう方がいます。この場合、実際にお金を使ってくれる層と理想の層がずれてしまい、発信がブレてお金を使ってくれる見込み客が集まらなくなってしまいます。
意外とやりがちな例として、芸能人と同姓同名のペルソナを作ってしまう人です。芸能人と同じ名前にすると、ほぼ100%その芸能人のイメージに引っ張られてしまい、ペルソナ設定ではなく、ただのファンの妄想になります。笑
芸能人の名前や写真を使って、ペルソナ設定をするのはやめておきましょう。
なぜ、ターゲットが大切なのか?
ひとが買い物をする場合、「今より便利になりたい」「今より豊かになりたい」「この悩みを解消したい」から、お金を出して買い物をします。
ということは、ターゲットが変われば悩みも変わります。ターゲットがブレブレのままでは、お客様が何を悩んでいるかがわかりません。
なかなか軌道に乗らないお店は、商品を売りたい!うちのお店を知って欲しい!の気持ちが強すぎて、お客様視点がスッポリ抜けてしまっている場合が多いです。
SNS発信の場合、今日は何を発信しよう…と悩むお店は、
「うちの商品の強みってなんだろう?」
「うちのお店が競合店に勝っているポイントはなんだろう?」
ばかり考えています。それも重要なのですが、もっと大切なのは、
「この商品は、お客様のどんな悩みを解消できるかな?」
「その悩みに寄り添う方法って、どんなことがあるかな?」
と、お客様視点で考えることです。
結果的に同じことを発信していても、お客様視点の発信はありがたい情報と思われますが、自分視点の発信は売り込みを思わてしまいます。
お客様を見るのが商売の本質
結局商売の本質は変わっていなくて、お客様を見て、お客様の悩みに応えて、お客様の人生を購入前より豊かにしていくということです。
商品への想いが強いオーナーさんで、たまにこんな方がいます。
「うちのお客さんはこの商品の良さをわかってくれない。なんて無知なんだ!」
と怒り出してしまう…
いや、それはお客様が悪いのではなくて、あなたの伝え方が悪いのです。。。
しっかりターゲットを定めて、わかりやすく言語化した商品は必ず良さが伝わります。
そのために必須なのが、ターゲット設定です。
お客様を見ているから、お客様に振り回されない
お客様に振り回されてしまうオーナーさんもよくいらっしゃいます。お客様のことを考えるあまり、
「顧客のSさんにこう言われた方、この商品はやめた方がいいだろうか…」
「Bさんにネガティブなことを言われてしまった。やっぱりこれはやめようかな」
そうなってしまう気持ちはすごーくわかります。
だけどよく考えてみてください。
お客様がまだ気がついていない「価値」」を伝えていくのって、商売の醍醐味ですよね?
お客様の悩みを把握して、
お客様が潜在的に感じてはいるんだけど、
まだお客様自身も言語化できていない悩みを先に言語化して発信をする。
これができれば、無限にファンが増えていきます。
言語化の話は長くなってしまうので、また次回にするとして…
ここまで読んできたけど、ぶっちゃけどうすればいいか分からん!というオーナーさんは、今日からこれを発信してみてください。
今の顧客様に向けて、今のお客様の悩みを解消する発信をする
この習慣ができたら、必ずお客様が集まってきます。ぜひ真剣にお客様について考えてみてくださいね。