オンラインショップのアクセス数UPは永遠の課題ですよね。

毎日SNS投稿をして、誰も見ていないブログを書き続けて、ある時からやっとアクセスが伸びてくるのがオンラインの世界です。

軌道に乗るまでが大変なので、多くのお店が途中で挫折してしまいます。

もし、広告以外にアクセスアップが見込める方法があったら試してみたいと思いませんか?

今回は、「集客」にも「SEO」にも超強力な効果が期待できるプレスリリースについて説明していきます。

まだプレスリリースを出したことがないオンラインショップの方は、ぜひこの記事を読んで、プレスリリースの配信を検討してみてくださいね。

(※下部にワークシートのダウンロードがあります)

プレスリリースとは

プレスリリースは、メディア記者や報道機関に向けて企業や組織が発表する公式文書です。
簡単にいうと、あなたのお店の商品や活動をメディアにお知らせする文章や資料のことです。あなたのお店をメディアに取材してもらい、情報の拡散やPR活動につなげていきます。「広告」とはまったく別の方法です。

プレスリリースは、記者の方へ直接届ける方法と、PR timesや@Pressなど、プレスリリース配信スタンドを使う方法があります。

記者の方へ直接届けるのは広報経験のない初心者は難しいので、はじめて配信する際は上記のようなプレスリリース配信スタンドから送ることをおすすめしています。

プレスリリースのメリット

SEO効果(質の良い外部リンク)が高い

SEO対策で外部リンクの存在はいまだ大きいですが、関連性の低いサイトに無理やりリンクの増やすのは絶対にNG。関連性のある健全なサイトからリンクされることがSEO対策の大鉄則です。

プレスリリース配信スタンドから配信すると、関連性の高いメディアサイトやニュースサイトが、あなたのお店のプレスリリースを転載することがあります。「プレスリリースが転載される」状態とは、あなたの配信したプレスリリースが、そのまま他のWebメディアにアップされている状態のことです。

プレスリリースにはオンラインショップのURLが記載されているので、検索エンジンから見ると「このお店は、このメディアサイトから紹介されてい=外部リンクされている」とみなすため、良いSEO効果があります。

ただし、「プレスリリースの転載」と「取材を受ける」のは似て非なることです。あくまでプレスリリースは「取材を受ける」ことを目的に配信します。

ですが、たとえ取材が繋がらなかったとしても、良い外部リンクが増えることはオンラインショップにとって大きなメリットなので、それだけでも配信する価値はあります。

時間が経っても問い合わせがくる

プレスリリース配信スタンドから配信したプレスリリースは、その後もWeb上に残り続けます。そのためSEO効果が高く、検索をした場合はオンラインショップよりも上位に表示されることがあります。

配信から時間がたっていても、必要としている人に情報を届けることができます

実際に以下の例がありました。

  • 1年以上前のプレスリリースがきっかけで、テレビの情報番組で商品が紹介されて売上記録更新
  • 半年以上前のプレスリリースからの問い合わせが新商品発売と重なり、雑誌に無料紹介できた
  • ラジオ出演のオファーの決め手は、2年以上前のプレスリリースだった

コンテンツ企画力が上がる

メディアに向けた配信のため、「社会性」を意識した切り口や発信が求められます。

「◯月◯日に新商品が販売されます〜」だけでは、メディアは振り向いてくれませんが、なぜ今この商品が求められているのか?どんな社会の風潮だからリニューアルに至ったのか?を語ることはできれば、取り上げられる確率はグンと高くなります。

そして、日々そのような視点をもつ続けていると、コンテンツ企画力やSNS発信力も格段に伸びていきます。

プレスリリースのデメリット

面白くないプレスリリースは注目されない

注目されやすいプレスリリースには、セオリーがあります。詳細は下記で説明していきますが、面白くないプレスリリースを書いても、誰にも注目されません。

費用がかかる

プレスリリース配信スタンドの利用にはお金がかかります。相場は、月額8万円前後が多いようです。ですが、1本◯万円と単発で配信できるプランや、スタートアップ企業応変プラン(設立間もない会社は割引や無料)を行なっているサービスもあるので、あなたのお店に合う配信スタンドを探してみましょう。

私は、PR times(https://prtimes.jp/)を使うことが多いです。

ECが配信すべきプレスリリース3種類

プレスリリースは「メディア記者や報道機関に向けて企業や組織が発表する公式文書」です。なので、「新規性」や「社会性」が必要です。

お店にとっては新しい情報だとしても「ブログアップしました〜」では、プレスリリースは出せません。

では、実際にどんな内容のプレスリリースに書いたら良いのかを見ていきましょう。

新商品のご案内

  • 新商品の販売
  • 商品がリニューアルされたタイミング
  • 母の日、クリスマスなど限定ギフト(限定ラッピング)開始時

雑誌、新聞、Webメディアが取り上げやすい内容です。媒体によっては新商品紹介コーナーを設けているので、タイトルには必ず「新商品」や「新発売」と入れましょう。

イベント、プロモーションのご案内

  • 試飲会や試食会、ワークショップのご案内
  • オフ会や座談会のご案内
  • ショップリニューアル完了のお知らせ
  • インスタライブやセミナーをやる時
  • 新しい動画をアップした時(社会的な切り口が可能であれば)

オンラインショップがオフラインお活動をすることもありますよね。その告知をニュースとして配信するのもオススメです。

ユーザー調査の報告

お客様にアンケート調査をして、分析結果をリリースすることもオススメです。

たとえば、もしあなたのお店がギフト系の需要があるショップであれば、出産祝い人気ランキング、予算、もらって嬉しかったもの、もらって困ったもの、男の子・女の子別の調査など、お客様が知りたいことを変わりに調査そてプレスリリースとして配信します。

プレスリリースとしての配信をする、ブログに記事として残す、結果をSNSで発信する、のように1つの企画でたくさんの媒体に残すことができます。

【EC用】プレスリリースの書き方

プレスリリースコラム記事ではありません。「わかりやすい表現「事実を淡々と伝える」ことを意識しましょう。プレスリリースは5つの要素で構成されています。それぞれ、書き方のコツをお伝えします。

  1. タイトル
  2. リード文
  3. 本文
  4. 画像
  5. 問い合わせ先

タイトル

30文字以内に、短かくまとめるのがポイントです。一瞬で内容がわかるタイトルにしましょう。専門用語は避け、誰が読んでもわかる表現で書いて下さい。

タイトルを読むだけでプレスリリースの内容が大体わかるのが理想です。多忙なメディア関係者や記者は、タイトルを読んで興味があるリリースだけ全文を読みます。わかりにくい単語や表現をタイトルに使わないようにしましょう。

リード文

5W2Hで書きます。誰が、どこで、いつ、何を、どのようにやるのか、を簡単に書いたものがリード文です。250文字前後にまとめる場合が多いです。

本文

メディアに伝えたい内容を、わかりやすく淡々と説明してください。文章の基本的な流れで書けば問題ありません。小説ではないので、感動表現やインパクトを与える表現は必要ありません。

タイトル→リード文→本文の順番に、情報量を増やしていってください。「社会性」や「数値」を書く際は本文に書くと良いでしょう。

画像

商品やサービスの世界観がわかる画像を入れてください。どんな商品・サービスなのか一目でわかること、メディアが使いやすい写真を載せるのがポイントです。たとえば、離乳食の新発売であれば、パッケージの写真だけでなく、美味しそうに食べている赤ちゃんの写真がある方が、メディア受けが良くなります。

写真がたくさんあるときは、複数パターン掲載しましょう。

使い方が複雑なものは、イラストや図解を足すと分かりやすいです。

問い合わせ先

HP、メールアドレス、電話番号、担当者など、プレスリリースを見た人がすぐに問い合わせをできるように記載してください。

反響の大きいプレスリリースでやったこと

取材獲得につながったプレスリリースで、実際に行ったポイントです。

  • 1枚目の写真は、メディアが使いやすい写真にする

商品の「特性」「世界観」「社会性」が一眼でわかる写真が理想的です。記者によっては、まずはプレスリリースの写真で取材や掲載の判断をする方もいます。

  • 「社会性」×「季節性」を意識する

季節によって新作を出すショップは、ぜひ「社会性」×「季節性」を取り入れたプレスリリースを配信してみてください。

アロマグッズ専門店なら五月病や梅雨の不調対策のアロマを調査するなど、一歩踏み込んだ内容を意識してください。

  • 自分達にしかできない調査をして発表する

女性向けスイーツ専門店なら、女性がスイーツを食べたくなるシチュエーションや曜日、時間を調査してリリースを出してみると、女性誌や食品関連メディアからの注目度が高まります。

あなたが雑誌の編集者だったら、どんな企画を掲載したら面白いか?を考えてみてください。

プレスリリースは、オンラインショップのアクセスUPに大きく貢献します。少し費用はかかりますが、広告以外の流入を確立させたい、ファンを増やしたいと考えているのであれは、広告費や経費の一部をプレスリリースの出稿費用にまわしてでも始めてみることをオススメします。

私のコンサルではオンラインショップのためのプレスリリースの書き方もお話ししています。

というわけで、始めてみたいけど私に書けるかな?という方は、【特別特典付】マニュアル&ワークシートをご活用ください。

1-2時間あれば、すぐにプレスリリースを書き出す準備ができますよ!

「EC流・プレスリリースの書き方 ワークシート」のダウンロードはコチラから。