先日、アナリティクスアソシエーション様が主催のセミナーに登壇させて頂きました。
「小さな会社の現場ではこんな努力が必要!BtoBウェブマーケとECサイトの売上を伸ばすノウハウ大公開」
小さな会社のオンラインショップの事例って、本当に少ないんですよね。世の中の成功事例のほとんどは、大手か組織で動いているオンラインショップのものばかりです。

そのため、少人数で運営しているブランドや、個人がゼロから立ち上げる時には参考にできない場合がほとんどです。

Q&Aでは、時間内に答えきれないほどたくさんの質問を頂いていました。本当は全部にしっかり答えたかったのですが…答えられなかった方、すみません!!

私が覚えている数が少なく恐縮ですが…質問に答えられなかった回答と、答え足りなかったと感じている質問への補足回答3つをコチラに載せておきたいと思います。

Q&Aの回答

Q.小さな会社でも有益なWebマーケティングや広告を教えてください。

A.予算感で少し変わると思うのですが、毎月何十万も広告費や外注費をかけられないという状況を想定してお答えします。

やはり、「SNS活用」「リピート施策」「LINE&メルマガでお客様とコミュニケーション」は必須になってくると思います。

広告は、最初はSNS広告(インスタ広告)から始められるのが良いと思います。最初から外部に丸投げするのではなく、まずは自社でやってみることも大切です。

Q.別事業で収益があるならオンラインショップへ予算を割けますが、昨今は予算がほぼない個人の新規出店(BASEやSTORESなど)も増えているかと思います。その際は、どうアドバイスをしますか?

A.基本は同じです。このブランドは、この人は、どこに力を入れたら最短で売上がアップするのかを見ていきます。

別事業で収益がある場合とゼロからブランドをスタートする場合の大きな違いは、生産体制が整っているか否か、が大きな違いの印象です。

アクセス対策ではSNS、広告、SEOなど外部流入施策。

購入率対策では店舗内の動線設計、商品ページの見直し。

客単価対策ではセット商品やギフトが多いです。

Q.オオスミさんは運営代行はしないということですが、それだと進まないことも多くないですか?ショップの自立をサポートするということですか?

A.その通りです。私個人の考えとして、ブランドさん自身がしっかり売上達成までのロードマップを描けるようになってほしいと思っています。運営代行ですべてを巻き取ることを前提にしてしまうと、それは難しくなります。

ただ、ブランドさんのキャパ的にどうしても難しい場合はあります。その場合に限り、一部請負サポートをすることがあり、私たちにはその体制もありますが、そちらをサービスとして全面には出すことはしていません。

コンサルタントとしての在り方

今回たくさんの質問を頂いて、改めて「コンサルタントしての在り方」を考えさせられました。私のコンサルプログラムやアドバイスは、全て自分の実体験がベースになっています。

少人数運営のブランドは、自分自身で売上達成までのロードマップを描いていかなければいけません。そこを外部に丸投げして、うまくいっている例は残念ながら見たことがありません。

オンラインの専門知識をつけろということではなく、自分自身で売上を伸ばすために何ができるかを考えていかなければいけない、ということです。