「売上が安定しないのは在庫が少ないから?」

「受注生産だから売れないのかな?」

こんな風に悩んでいませんか?

販売方法は大きく分けて3つあります。

常時販売・予約販売・受注生産

この販売方法の違いはすごく奥が深いんです。

今回は、販売方法を理解して売上を伸ばすお話です。

3つの販売方法

常時販売

在庫をストックして、常時商品を提供していく販売方法です。在庫を抱えるリストが発生します。

予約販売

商品企画や資材調達の段階から予約を開始します。資材調達の前、または資材調達しながら予約をとり始めるので、完成品在庫が過剰に余ってしまうことはありません。

受注生産

顧客から注文を受け付けてから、注文枚数に合わせて生産する販売方法です。そのため、完成品在庫が残ることはありません。フルオーダーの高級スーツが代表的なモデルです。

この3つを組み合わせているネットショップは多いでしょう。私のクライアントさんも、ファッションジャンルのネットショップは、皆さんうまく組み合わせています。

そのなかで、混同しやすいのが「予約販売」と「受注生産」です。

受注生産はショップ側が在庫を抱えるリスクがないので、小規模ブランドは受注生産メインにしたくなる所ですが・・・
よっぽどの高級品や、オーダースーツのように個々で採寸が必要な商品ではない限り、受注生産だけに振り切ってしまうのはあまりオススメしません。

私は、受注生産メインのショップからもたくさんの相談をいただくのですが、伸び悩んでいるショップほど、受注生産にこだわってしまっているぁと思います。

なぜ、受注生産にこだわるのか?

それは・・・

「自分のリスク回避」

を、優先してしまっているから!

売れる保証のない在庫を抱えるのは、たしかにリスクです。
しかし、たとえ「リスクゼロ」でも、「売上もゼロ」では意味ないですよね?

あなたのお店の商品は、高級スーツやウェディングドレスのように採寸が必要ですが?資材を揃えるのに何十万円もかかる、ものすごく高価なものですか?

もし、今「受注生産」をメインにしているけどあまり売れてない…という方は、

『お客様にとって、受注生産が本当に良いのか?』
『受注生産は、本当にメリットなのか?』

を自分に問いかけてみてください。

もし、在庫をストックしてすぐにお届けをできる体制にした方が良いのかな?と思った方は、2-3個からでもいいので在庫を持てないかを考えてみてください。

「お客様視点」と「経営視点」で、今できるベストは何かを問い続ける。
これがビジネスであり、ブランド運営です。

ネットショップの売上の基本は、超シンプル。
アクセス数・購入率・客単価 が伸びているか?

売上は、この3つのうちどこかを伸ばすことでしか得られません。

注文がきたら製作して売るではなくて、
売るために色々な施策を打っていきましょう。